コエンザイムQ10(補酵素Q-10.ビタミンQ)は、ユビキノン、ユビデカレノンとも呼ばれ、体内で合成される脂溶性のビタミン様物質です。栄養素の代謝に働きます。
補酵素Q-10は、生物の生存に不可欠な細胞内のミトコンドリアの補因子であり、アデノシン三リン酸(ATP)の体内での生成や、細胞の基礎的なエネルギー構成に必要です。また、それ自体が抗酸化剤として知られ、活性酸素(フリーラジカル)からのダメージを防ぎ免疫力を高めることで様々な病気の予防としての使用に注目されています。
代謝活性の高い組織、心臓・肝臓・卵巣・精巣などに多く含まれます。もともと成人の体内に700mgは持っているものです。 しかし、年齢とともに生産能力が低下するため、健康や美容を維持するためにもサプリメントによる補給が適しています。
近年、コエンザイムQ10の活性化作用が“お肌のしわ”をとり、脂肪をエネルギーに変え,排出する作用からダイエットにも抜群の効果があることが注目されています。
その他、精子を活性化したり、免疫細胞や白血球の働きを強める作用を持っています。
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COQ10を多く含む食品 |
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レバー(肝臓)、ハツ(心臓)、牛肉、豚肉、鰹、鮪、酵母
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一日目安摂取量 30~100mg
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エネルギー生産
細胞の維持に必要なエネルギー『ATP』を生産するときに必要な物質で、生命維持に不可欠な物質です。
心臓病改善
CoQ10が不足すると心臓の機能が低下してしまう。その結果、足のむくみ、動悸、息切れ、疲労感、低血圧、心疾患の悪化などさまざまな疾病を引き起こすと考えられている。
糖尿病治療
糖質をエネルギーに変えて血液中の糖分を減少させるので糖尿病の治療薬に利用されています。
抗酸化作用
ビタミンEのように抗酸化作用を持ち、細胞膜の酸化を防ぐとともに酸素の利用効率を高めます。
血圧の調整
血流の抵抗を減らして血圧の調整もするようです。いくつかの試験では、数ヶ月以上コエンザイムQ10を摂ることによって、高血圧の人の血圧が低下したことが認められています。
歯周病の治療
歯周病の治癒にも大量のエネルギー生産が必要です。何人かの良い結果が得られているとの研究報告がされています。
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